会長挨拶

中山 尋量
Hirokazu NAKAYAMA
(神戸薬科大学教授)

大倉利典会長(工学院大学)の後を受けて,2020 9 24 日に開催された総会において,本学会の第14 代会長に選出されました中山尋量と申します。どうぞよろしくお願いいたします。副会長には春日敏宏先生(名古屋工業大学大学院)および赤澤敏之先生(北海道立総合研究機構)にご就任いただきました。また役員名簿にありますように新しい理事と評議員の方々をお迎えして新体制のもと活動を開始いたしました。学会活動を支える事務局には,前田秀子先生(神戸薬科大学)と遠山岳史氏(日本大学)にお引き受けいただきました。微力ながら事務局と共に学会のために努力を重ねていきますので,何卒よろしくお願い申し上げます。本学会は,中部化学関係学協会支部連合秋季大会「リン酸およびリン酸塩」セッション(第1 回無機リン化学討論会(1973 年)),およびその後に設けられた無機リン化学研究者懇話会を母体にしております。本学会の前身である無機リン化学研究会が1986 年に設立され,1991 年には日本無機リン化学会に名称が変更されて現在に至っています。無機リン化学研究会設立から数えて2016 年には創立30 周年を迎えており,次の40 周年に向けて,社会に一層の貢献をしていきたいと考えております。リン酸塩化合物は多岐にわたります。肥料,洗剤,歯磨き粉など私たちの生活に欠かせない製品をはじめ,食品添加物,難燃剤,清缶剤,排水処理剤など生活を支える製品まで,幅広く利用されています。そのため、無機リン化学会の研究分野も,ガラスや吸着剤から生体材料,触媒,顔料,電池材料などの機能材料の開発など幅広く,そのため様々な研究分野の研究者が集まっております。本学会では,機関誌「PHOSPHORUS LETTER: PL」や英文学術論文誌「Phosphorus Research Bulletin: PRBの発行のほか,無機リン化学討論会やInternational Symposium on Inorganic Phosphate Materials ISIPM)の開催を3 本の柱にして活動いたしております。現在の会員数は,個人会員,学生会員あわせて160 名程度の小さな学会ですが,無機リン化学の専門家集団として活発な活動を続けています。本年度は、コロナの影響によりISIPM 11が延期になり、無機リン化学討論会も中止かと危惧されましたが、大会委員長でもある現副会長赤澤先生をはじめとする先生方のご尽力により、WEB開催での討論会を従来と変わらぬ規模で開催いたしました。これも会員の諸先生方の強い熱意によるものと考えております。これからも日本無機リン化学会の活動を発展させるべく尽力して参りたいと思いますのでご協力のほどよろしくお願い申し上げます。